所在地・住所 | 宮崎県日南市大字宮浦3232 |
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電話番号 | 0987-29-1001 |
参拝料金 | 無料 |
参拝時間 | 4月~9月:午前6時~午後7時 10月~3月:午前7時~午後6時 |
祭神 | 日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊 |
創建 | 崇神天皇御代 |
アクセス | 日豊本線宮崎駅から宮崎交通バス日南線、鵜戸神宮前下車 |
公式サイト | https://www.udojingu.com/ |
断崖の自然洞窟に鎮座する霊地
宮崎県日南市の鵜戸崎、日向灘に面した景勝地に鵜戸神宮はある。驚くべきはその場所で、なんと波の浸食によって生まれた洞窟内に鎮座する。山幸彦が海幸彦から借りた釣り針をなくしてしまった際、海神の宮へ行き、そこで海神の娘である豊玉姫命を娶ることになる。山幸彦は釣り針と宝珠を得て地上に戻ることになるが、このとき身重だった豊玉姫命は「天孫の御子を海原で産むことはできない」とこの洞窟へやってきた。そしてこの場所で、祭神である日子波激武鵬鵜草葺不合尊を産むことになるのだ。
石段を下った先にある本殿は明るい朱色で、鵜戸さんの名称で親しまれている。洞窟内に堂々と鎮座している様は見事で、宮崎県南で最も有名な神社として知られている。創建は崇神天皇の御代と伝えられ、782年に宗の僧と伝えられる光喜坊快久が神殿を再興、寺院も建立され鵜戸山吾平山仁王護国寺の号を賜った。明治維新と同時に寺院を廃し鵜戸神社となり、のちに鵜戸神宮となった。
海に帰る際に置いていった母の乳
本殿裏にあるお乳岩は豊玉姫命が海へ帰る際、御子への愛情と成長を願って乳房を貼り付けたものといわれ、主祭神はこの岩から滴る水でつくった飴を母乳代わりに育ったと伝えられる。現在でもこの岩から滴る水でつくられた「おちちあめ」を買うことができる。