所在地・住所 | 〒520-0015滋賀県大津市神宮町1-1 |
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電話番号 | 077-522-3725 |
参拝料金 | 無料 |
参拝時間 | 6:00~18:00 |
祭神 | 天智天皇 |
創建 | 1940年 |
アクセス | 近江神宮前駅下車 徒歩9分 |
公式サイト | http://oumijingu.org/ |
創建は新しくとも、歴史は1300年
滋賀県大津市にある近江神宮は創建が1940年と、神社としてはかなり新しい。しかし、だからといって歴史自体が浅いわけではない。
祭神は天命開別大神。第38代天皇である天智天皇の別名だ。時の祖神としてまつられ、開運や導きの神、文化、学芸、産業の守護神としてその神徳を発揮している。
大化の改新を推進したことで知られる天智天皇は、その偉業から歴代天皇のなかでも重要な位置に置かれていた。その天智天皇の都である近江大津宮が近江国(滋賀県)にあったことがこの地の発展につながっているとして、天智天皇は大津に住む人の間で崇敬を集めていた。
1895年頃から天智天皇をまつる神社を求める声が多くなり、創建の機運が高まっていった。そして1938年、ついに昭和天皇がその願いを聞き入れ、近江神宮創建を発表。
当時、大津宮のくわしい場所は不明だったが、戦後の調査により近江神宮の境内がその一角、もしくは隣接地だということが確定的となった。つまり近江神宮は天智天皇の時代から1300年以上の歴史をもつともいえるのだ。
映画のロケ地になったかるたの殿堂
天智天皇は小倉百人一首の巻頭に歌を残されている。そのゆかりで近江神宮では競技かるたの日本一を決める名人·クイーン決定戦などが開催され、かるたの殿堂として広く知られている。競技かるたを描いた映画『ちはやふる』のロケ地としても有名。写真はかるた開きの儀。