所在地・住所 | 〒618-0011 大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24 |
---|---|
電話番号 | 075-961-0078 |
参拝料金 | 無料 |
参拝時間 | 自由 |
祭神 | 後鳥羽天皇、土御門天皇、順徳天皇 |
創建 | 不明もしくは1240年 |
アクセス | 阪急京都本線 水無瀬駅 徒歩10分 |
公式サイト | https://www.minasejingu.jp/ |
後鳥羽天皇の愛した地に遺詔により建つ
大阪と京都の境に位置する水無瀬の町、閑静な住宅街の間に静かに生い茂る鎮守の森が見えてくる。そこに後鳥羽天皇を含む三天皇を祭神としてまつる水無瀬神宮がある。
この地には、もともと後鳥羽天皇が鎌倉時代の初期に造営を指示した離宮である水無瀬離宮が存在した。それ以前にも811年には第認代嵯峨天皇が遊猟されていたなど、天皇とゆかりの深い場所だった。
新古今和歌集」には「見渡せば山もとかすむ水無瀬川 夕べは秋と何思ひけむ」という後鳥羽天皇の歌が残っている。このように後鳥羽天皇は水無瀬の地にとても思い入れが深く、晩年に書き残された遺詔によって水無瀬に御影堂が建てられた。創建がはっきりしていないが、後鳥羽天皇の崩御から間もなくか、1240年頃に建てられたのではないかとされている。
1873年にこの御影堂が水無瀬宮となり、後鳥羽天皇の息子である土御門、順徳の両天皇も併せてまつることになった。後鳥羽天皇が亡くなって700年目にあたる1939年、水無瀬神宮へと改称されることになった。
千利休も愛した水、府下唯一の名水100選
境内にある「離宮の水」は大阪府下で唯一、 環境省認定の名水100選に選ばれている。かつてはあの千利休も好んで使ったとされる。水無瀬神宮からほど近い場所にあるサントリー山崎蒸留所のウイスキーづくりに使われるのも同じ水源の水だ。