所在地・住所 | 和歌山県和歌山市秋月365 |
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電話番号 | 073-471-3730 |
参拝料金 | 無料 |
参拝時間 | 午前5:00~午後5:00 |
祭神 | 国懸大神 |
創建 | 紀元前659年 |
アクセス | 和歌山電鐵貴志川線 日前宮駅(徒歩1分) |
公式サイト | http://hinokuma-jingu.com/ |
御神体は天照大神を呼び出すための御神鏡
紀伊国(和歌山県)の一宮として知られる図懸神宮。その起源はなんと天照大神の岩戸隠れにまでさかのぼる。
天照大神が弟である素鳴尊の乱暴に怒って天岩戸へと隠れると、高天原は昼がなくなり、つねに夜になってしまう。その状況を憂いた智恵をつかさどる神・思兼命の一計により、いくつもの供物を捧げ、天照大神が岩戸から出てくるようにその心を慰めようとした。
その一環として、天香山から取れた銅を使い、石凝姥命の手によって、二つの鏡が鋳造された。うち一つを御神体とするのが、図懸神宮なのだ。ちなみに奉じられている鏡の名前は日矛鏡。三種の神器の一つ、八思鏡も石凝姥命の手によるもので、日矛鏡はその同体とされている。
そのため歴代の朝廷を始め、数多くの権力者たちから強く信仰を集めていた。祭神は国懸大神で、これは天照大神の別名とされている。太陽の加護によって縁結びや、家内安全などの御利益を得ることができる。じつはこの神宮にはある特徴があるのだが、それはここで詳しく解説している。
伊勢神宮に次ぐ特別な神話の鏡をまつる神社
國懸神宮の御神体である日矛鏡は、天孫降臨の際、三種の神器に添えられたと伝わる。そのためか古代より崇敬が厚く、近代社格制度で最高位の官幣大社に列せられるまで、別格の神社として神階が与えられていなかった。同様の例は伊勢神宮のみ。