所在地・住所 |
山形県東田川郡庄内町立谷澤字本澤31 山形県鶴岡市羽黒町手向字羽黒山33 山形県鶴岡市田麦俣字六十里山7 |
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電話番号 | 0235-62-2355 |
参拝料金 | 自由 |
参拝時間 | 無料 |
祭神 |
月読命 伊氐波神・稲倉魂命 大山祇神、大己貴命、少彦名命 |
創建 | 6世紀頃 |
アクセス |
羽黒山アクセス 月山アクセス
湯殿山アクセス 【車利用】 |
公式サイト | http://www.dewasanzan.jp/ |
数々の修行者が集った「山中の浄土」
羽黒山、月山、湯殿山の「出羽三山」は、古来から東北を代表する山岳信仰の聖地だ。社伝によれば、崇峻天皇の子である蜂子皇子によって開山されたといわれる。神仏習合の霊場として多くの修行者を集め、江戸時代には、熊野三山、英彦山とともに「日本三大修験山」と通称された。
出羽神社がある羽黒山は、鎌倉時代より「八宗門兼学の山」と呼ばれ、さまざまな宗派の僧が参詣した。広大な杉林に建つ国宝の五重塔が圧巻で、三神合祭殿が置かれている。月山神社のある月山の頂は、どこか月面を思わせる風景で、古来から死の世界すなわち極楽浄土と見なされてきた。湯殿山神社は、その名の通り湯が湧き出る湯殿山の自然をそのまま御神体とし、社殿をもたないのが特徴。
夏季から秋季には、昔ながらの修験装束を身につけて出羽三山を踏破する厳しい秋の峯峰中行や神子修行道場また錬成修行道場を体験できる。積雪が数メートルにもおよぶ山中のため、月山、湯殿山では冬季の参詣は困難だが、羽黒山は雪景色も美しい。
参詣ルートで読める松尾芭蕉の句の数々
俳人の松尾芭蕉は、『おくのほそ道』で出羽三山の情緒ある風景をくわしく記している。月山に登った時、「雲の峯いくつ崩れて月の山」 という句を詠んだことでも有名。湯殿山神社の参拝ロ近くなど、出羽三山神社の参詣ルートには芭蕉の句碑がいくつも建てられている。